ANA国内線【PR】
2012年 05月 20日
Leaves That Are Green
Leaves That Are Green



眠たげな青葉のなかの若葉かな

青々と水の走れる青田道

水音の近づいてくる青田かな

青蓮院門跡青葉闇之中

爪の先ほどの憂鬱青葡萄

堕天使の腕に刺青花菖蒲





More

# by takeuma777 | 2012-05-20 19:38 | 夏・植物 | Comments(1)
2012年 05月 17日
私の青空
私の青空



水甕の水の満ちゆく立夏かな

初夏の空を見るときとる姿勢

ジーパンの膝のあたりの夏めきぬ

妻と子の育ちし町の姫女菀

麦秋や昼餉の家へ帰りなむ


「青の句会」の選句の締切が迫っています。詳しくはこちらをご覧ください。



More

# by takeuma777 | 2012-05-17 19:47 | 夏・時候 | Comments(2)
2012年 05月 04日
サヨナラcolor
サヨナラcolor


ごうごうと風の奥から八重桜

遅桜風を集めて散りにけり

雨粒を運ぶ春風として濡れよ

昨日5月2日は忌野清志郎の忌日

春がゆく煙草の煙連れてゆく

惜春の知らない町の風の音

ワンピース揺れてルルルル青葉風

風の色見えてきさうな五月かな




「青の句会投句募集」の記事をアップしました。詳しくはこちらをご覧ください。

More

# by takeuma777 | 2012-05-04 17:16 | 春・植物 | Comments(0)
2012年 04月 19日
Tong Poo
Tong Poo



醍醐寺の全山花となりにけり

まず一献さあもう一献里桜


大鳥居くぐれば桜東風立ちぬ

参道の西へ西へと花見人

花守となるや大村益次郎

逆光のなかへゆく人散る桜

はぐれたる人花のせて戻りたる





More

# by takeuma777 | 2012-04-19 20:46 | 春・植物 | Comments(2)
2012年 04月 14日
ひとつだけ
ひとつだけ





墓一基立てて今年の初桜


ペコちやんのほつぺまんまる散るさくら


上野山すべてのものの上に花


ハムカツの薄き衣よ花疲れ


さらさらと飯かきこめば花の雨




さくらの句会の選句をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。


More

# by takeuma777 | 2012-04-14 16:55 | 春・植物 | Comments(4)
2012年 03月 29日
すばらしい日々
すばらしい日々


逆立ちの足のみだれて春の空

安全帽より初蝶の飛び出づる

カーテンに蜜蜂の影旅人算

シクラメンあくびする子を見てをりぬ

つくしんぼ一人廊下に立たされて

うなだれし職員室のチューリップ

春寒やベートーベンのにらみたる

石鹸の網に吊るされ黄水仙

石鹸玉水飲場から教室へ

クロッカス一人笑へば皆笑ふ

兼題「恋」
本ばかり読む子なんだよヒヤシンス

小さきはぺんぺん草の花の蘂

在校生全員起立犬ふぐり

ならべたるフラスコ春の光浴ぶ

ビーカーに夕日を入れて卒業す

君のいて僕のいる町桜草



More

# by takeuma777 | 2012-03-29 15:02 | 春・植物 | Comments(2)
2012年 03月 29日
奇跡
奇跡





摂津幸彦に「祈りとは膝美しく折る晩夏」あれば

指組めば指のかたちの余寒かな


末黒野やななめに雨の降り来る


木の芽雨雫にうつる妻二人


水底の石の重さや西行忌


春愁や手よりこぼるる朝の水


春なれど

さはやかに電車の床のコカコーラ


陽炎のなかなる山の上ホテル


春宵の銀座も人もたそがれて


眼裏の春塵ひとつもてあます


蝶生るる人がたくさん死んだ日に


本日人身事故にて常磐線遅延

蜆汁今日も誰かが死んでゆく




More

# by takeuma777 | 2012-03-29 14:30 | 春・時候 | Comments(0)
2012年 02月 09日
青い花


太陽系第三惑星犬ふぐり


春寒や一人に一つ影法師


すれちがふ人のはなうた春の風





More

# by takeuma777 | 2012-02-09 18:40 | 春・天文 | Comments(2)
2012年 01月 29日
This Is How I Know



病中のモロフジ家飼い猫スノコ永眠す


寒晴や猫の眼の開かざる


死に水は寒九の水となりにけり


寒波来るこんなに空が青いとは


寒茜厨に低くレクイエム


短日の時計の針の進む音


夕凍みや少し泣くこと許されよ


一人寝の毛布に猫の毛の少し


寒夜の灯消せば階下に波の音




関東新春オフ会吟行想望句


お地蔵の目の擦れたる寒の雨


格子より覗く不動や空つ風


待春の小さき影踏む子どもかな


雨粒の二つ三つ四つ冬木の芽


仲見世のほのと灯るや細雪




More

# by takeuma777 | 2012-01-29 17:21 | 冬・時候 | Comments(0)
2012年 01月 11日
星の海



珈琲の滲みこそよけれ古日記


昨日今日明日明後日去年今年


あらたまの一重瞼の瞬ける


溝川に白鳥のゐてお正月


初東風やゆるりと動く象の耳


ご不浄で鬚剃るお方はや五日


はや七日そろそろ妻が帰るころ


たつぷりとよそられてゐる七日粥


とりあへず右手で受くる寒卵


指切りの指はなたれて冬銀河




< IT句会・新春句会 >の選句が始まっています。


投句した方、していない方、どなたでもどうぞ♪


詳しくは、こちらをご参照ください。




More

# by takeuma777 | 2012-01-11 22:05 | 冬・天文 | Comments(1)


< 前のページ      次のページ >